「TENET」感想メモ

ネタバレ注意&初見で分からんところが多すぎた!のでここに書いてあることはぜんぶ間違ってるぐらいの気持ちで読んでね


最初ツイッターで「あらすじすら分からない」って言ってる人がいっぱいいたので分からないのに見に行ってもお金もったいないだけかな…と思ったけど、映像の良さで完全に元がとれたし、そもそも分かるとか分からないとかの次元ですらなかった たぶん10回見ても分かりはしないと思う…って感じだった(そもそもダンケルクですら時系列わかんないって言ってた人)


ジョンデヴィッドワシントンの最初の登場シーンの薄く開いて睨んでる感じの目(流し目?)がめちゃくちゃ魅力的で、そっからずっとやられっぱなしでした…スーツも似合ってた…

いろんなところに行っていろんな人に意味不明な説明受けて顔が????になりながらもちゃんと適応していってたのがすごいと思いました  あとはブラッククランズマンでもだったけど、皮肉っぽいことも言うけど明るい&女の子にちょいちょい手を出そうとしながらも任務はまじめにちゃんとやる、みたいなキャラが似合ってて好き

エリザベスデビッキ様はひたすらスタイルが良くて麗しかった…なんか最後のあたりはずっと寒そうで頼むから何か下に履いてくれ…って思ってしまったな

あとニール役の俳優さんも初見だったけどかっこよかった!途中まではキザな感じなのかなと思ってけど中盤からは俺は主人公の味方だからな☺️みたいな優しさが滲み出てる感じがあった

一番最後の方、黒幕の人が主人公との電話中に自分の人生の一番の過ちは子供を作ったことだって言って、それと同じ辺りで海面上昇とか環境破壊とかの話もしててだから世界も自分も滅ぼした方がいいって言ってて、それに対して主人公がいや昔の人も今の人もその時代時代で一生懸命やってただけなんだ、我々はそれでも前に進むしかないんだ、みたいなこと言ってて何て言うか今っぽいなと思った  

過去も現在も間違ったことだらけだし未来が良くなる保証はどこにもないけどそれでも一生懸命やるしかないという 何ていうかキャンセルカルチャーとか半出生主義に対する批判? みたいな  まあそれ言うと自分の都合のいいように何回でも過去に行ったり未来に行ったりできるのはどうなんだよ…って感じではあるけど     最後には子供を想っていたキャットが勝つという展開は未来への希望を託したんだろうなと思った


あとはやっぱり一番見どころだったのが逆行シーンで、最初は映像のあまりのヤバさにトリップ描写を見てるみたいな気分になるんだけど途中から本当に"みんなが進む大きな時間の流れの中を自分だけが逆行して歩いている"みたいな気分になれてあれを体験できただけでもよかったなーって思いました 船に波しぶきがバシャバシャ被ってるのがひたすら映されてるシーンが好きだった

ていうか主人公が爆発に巻き込まれて低体温症になるんだったらキャットが最後に海にダイブしたところとか大火傷になっちゃうんじゃない?と思ったけどどうなんだろう 関係ないのかな


あとはタイトルのTENETを回文的に考えたら上から読んでも下から読んでもTEN(10)になるわけで、9個のアルゴリズムに何か1つ足したらTENET…主義 になるってこと? みたいな思いつきレベルの考察をして終わりにしておこう